Delta T Alertは高、中、低電圧設備の温度監視に 迅速に対応するワイヤレスIoTソリューションです。既存システムへの影響を最小限に抑えて、状態基準保全(CBM)プログラムの拡張支援を行います。
用途に応じて個々のゲートウェイに230個のセンサーをつなげてネットワークを構築することができます。装置は小さくほとんどどこへでも装着することができます。ほとんどのプロジェクトでは20%~80%のコストと時間 はケーブルの設置に費やされていますが、Delta T Alertはわずらわしいケーブルの設置が必要ありません。
一般的な温度計測システムや温度センサーは筐体の内部の1点の温度を監視しています。このセンサーはその装置の温度を測定しますが、その筐体内部の温度の変化が装置により起こされたものなのか、環境温度変化により起こされたものなのか、わかりません。
IRISSのDelta T Alert センサーは、温度差(デルタT)を得るために環境温度と筐体内部温度の両方を監視します。それにより突然の温度変化が外部環境の変化により生じたものなのか、あるいは筐体内部の部品によって生じたものなのか判断することができます。
環境温度が上昇すれと筐体の温度も上昇します。両方の温度を監視することにより、温度上昇の傾向を把握し、筐体内部で発生している異常温度を検出し、警報通知を行うことができます。
環境温度と筐体温度を計測した時でさえ、それらの読取り値は他の要素によって影響されることがあります。 筐体そのものが異常のために温度上昇することがあり、その結果環境温度センサーと筐体周辺の空気温度が上がることになります。見かけ上の環境温度が上がることにより真の問題を隠してしまいます。
これらの状況の対策としてDelta T Alertシステムは共通の環境下のセンサー間で最低温度を見つけることによって「環境温度」として使用します。
そうすることで筐体内部の異常により発生する温度上昇を見極めることができます。
Delta T Alertシステムは測定温度が設定警報温度レベル以上になると警報を出します。この警報は本体自身が現場で出す警報音、保守監視用コンピュータのDelta Tソフトウェアー上の警報、及びe-mailにより保守チームへのテキストメッセージの送信を行います。
警報があると保守チームは筐体内部の装置の検査を行いますが、その装置の設計や安全上の問題で稼動中の装置の筐体を開けて検査をすることが出来ない場合があります。
そんな時はIRISSの赤外線ウインドウや超音波検査用ポートが筐体に取付けられていると、稼働中の装置の筐体ドアを開けることなく、内部装置の検査を容易に行うことができます。
ワイヤレス方式 | Z-Wave 5th Gen(920MHz帯) |
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RFレンジ | 90メートル |
バックアップチャンネル | アリ |
バッテリー駆動時間 | 18~24ヶ月 |
リアルタイムロック | 有 |
データ送信回数 | 最大1日8回 |
オンデマンドデータ送信 | 送信 |
LED表示 | 緑色、赤色、黄色 |
環境温度 | -40℃~85℃ |
温度制度 | ±0.5℃ |
外形寸法 | 約7cm(W) × 11.5cm(H) × 2.6cm(D) |
OS | Windows XP(Windows 7以降) |
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処理速度(CPU) | 500MHz(1GHz) |
RAM容量 | 1GB(2GB) |
HD | 5GB(10GB) |
ディスプレイ解像度 | 800 × 600(800 × 600以上) |